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- CrNコート
- ユニオンツール株式会社のオリジナルコーティング。潤滑性に優れたCrNコーティングを施したエンドミルです。特に、銅に対する耐摩耗性が極めて高く、銅電極の加工などに適しています。
- DLCコーティング
- 日進工具株式会社のオリジナルコーティング。DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングは、ダイヤモンドに似た性質を持つ炭素膜で、ダイヤモンドとグラファイトの両方の特性を持つアモルファス(非結晶)構造のコーティングです。
硬度がHv4,000と高く、摩擦係数は0.1μと低く、膜の表面粗さRa0.02μmと非常に滑らかです。耐溶着性も優れ、アルミ合金などの加工で良好な仕上げ面を維持することができます。
しかし、炭素皮膜であるため、鉄系材料を切削加工するとそれに含まれる炭素との親和性が極めて高く鉄系材料の加工には不向きです。
非鉄系金属材料、特にアルミ合金などの加工に適しています。
- HARD MAXコート(HMコート)
- ユニオンツール株式会社のオリジナルコーティング。独自開発の「HARDMAXコート」を施したエンドミルです。
極めて高い耐熱性と良好な潤滑性を両立したコーティングで、従来にない長寿命を実現しています。
焼き入れ鋼全般に対応でき、特に60HRCを超える高硬度材の加工に威力を発揮します。
ドライ加工、ウェット加工のいずれの条件にも使用できます。
- UTコート・UTミクロコート
- ユニオンツール株式会社のオリジナルコーティング。
固い膜質と良好な潤滑性を併せ持った「UTコート膜」を施したエンドミルです。
生材から焼き入れ鋼(55HRC以下)まで幅広い被削材に対応でき、ドライ加工、ウェット加工いずれでも使用可能です。
耐溶着性に優れており、仕上げ面性状の良さなどに特長があります。
- Xコーティング
- 日進工具株式会社のオリジナルコーティング。TiCN(チタンカーボンナイトライド)系のコーティング。
皮膜硬度Hv3,000と高く、その密着力も優れたコーティングですが、酸化開始温度が500度と低いため、切削速度100m/min以上の高速加工領域では切削加工時に発生する切削熱に対応できない欠点もあります。
切削熱を緩和する湿式クーラントを用いた一般的な切削加工(切削速度100m/min以下)で威力を発揮します。